時間であるから、いかに入りやすい料金にして回転させるかが、このビジネスのポイントになる。いまの世の中、低価格志向、価格破壊が大騒ぎされているが、薄利多売は、もともと商売の基本である。大きく設けようとすれば無理が生じるが、利を薄くすることで需要を吸収すれば、結果的にビジネスは成立するし、一般論でいえば、受け入れられやすい。この要諦さえ押さえておけば、利益はきちんと上がるはずである。つまり、良心的なビジネスマインドで対処するということだ。「良心的な業者という評価をいただくのは、たいへんにありがたい。使ってもらえばもらうほど安くできます。なぜならば、タイムズ事業の一番の問題は、リスクが大きいという点にあるからです。使われなければ収入はゼロです」どのような商売でも、リスクはっきものである。が、物を売るのとは異なり、駐車場に車を入れるというのは、ドライバーのモラルという非常にとらえがたいものが相手になる。どんなにいい場所にあり、お金をかけても、ドライバーが駐車場に車を入れるという行為・行動を起こしてくれなければ、どうにもならない。駐車場が空いたままで、その近くの道路に車がズラリと停められるということも十分、考えられるのだ。「ドライバーのモラルが高くなれば、常に駐車場を探して入ることになります。結果、安くなる。この好循環をうながし、さらに価格が下がる。これがタイムズ・パーキングの、ある意味では使命だと思っています。駐車場ビジネスというのは、平たくいえば地面貸しですからね。ソフトといっても、極端にほかと差別化できるものではありません。付加価値のつけにくい商売だと思います。リスクは大きいのです」利用者は駐車場が清掃されていようといまいと、それほど関心を示さない。スペースが確保できれば、それでいいという考え方だ。それでも、パーク24は清潔、クリーンを四大目標のひとつに掲げ、頑張っている。これらの点とドライバーのモラルアップを考えあわせると、たしかにむずかしい性格のビジネスだといえそうだ。
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