ソニーが開発した非接触式ICカード技術が組み込まれて、プリペイド式電子マネーやクレジットカード機能など、財布代わりに使えるようになった携帯電話が「おサイフケータイ」です。おサイフケータイの機能を持った携帯電話は、2006年6月末時点でおよそ1,380万台が使われていて、おサイフケータイで買い物ができる店は急増しています。人工衛星から送られてくる電波を受信して、地球上のどの位置にいるかを表示してくれるGPS機能を搭載した携帯電話も日本では普及しています。KDDTがGPS搭載携帯電話を早くから発売していて、GPS機能を使える利用者は2005年12月末時点で1.574万人に達しています。また、携帯電話以外でも通信機能を持った高度なモバイル機器が人気を呼んでいます。ウィルコムのW-ZER03などパソコン機能を持ったモバイル機器は「スマートフォン」と呼ばれます。OSとしてWindowsMobileが搭載されているのが特徴で、パソコンを持ち歩いている感覚に近くなってきています。モバイルコンテンツ関連市場は、2006年の時点ですでに1兆円規模に達しています。総務省の委託を受けてモバイルコンテンツ・フォーラム(MCF)が実施した携帯電話コンテンツ市場規模の調査によると、2006年の「モバイルコンテンツ市場」と「モバイルコマース市場」の合計が9.285億円となったことがわかりました。内訳は、モバイルコンテンツ市場は3.661億円(前年比16%増)、モバイルコマース市場は5.624億円(前年比38%増)となっています。モバイルコマース市場は、ショッピング系(モバイル通販)、サービス系(興行チケット、旅行チケット、航空チケット、鉄道チケット)、トランザクション系(証券取引手数料、オークション手数料、公営競技手数料)の3分野で構成されますが、特にショッピング系は前年比68%増と伸び率が高くなっています。
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