会社のためではなく、その人の欲を満たすために頑張れというしかない。そのためには、社員一人ひとりについて、金銭欲・権力欲・自己実現欲の三つのバランスがどうなっているかを知る必要がある。それをよく見極めたうえで、今度はそれに基づいて個別に指導していく。つまり、会社のなかでキミはこういう期待をされている、だからこういう仕事の仕方をすれば、結果としてキミの欲望も満たされるのだよ、という方向で指導し、チーム全体で大きな成果が出たとき、あなた自身が強いリーダーシップを発揮したことになるのである。
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逆に、社員の欲望を満たすことを優先させてしまい、チーム全体がうまくいかなくなってしまったら、本末転倒である。リーダーは、社員一人ひとりに自らの欲を満たすことを奨励し、しかもそれが会社の利益につながる、というシナリオを書く必要がある。言葉を換えれば、指導は個別にやるが、経営理念と目標は共有しなければいけないのである。ここでいう経営理念とは、時代が変わっても普遍的な、会社の進むべき方向であり、経営判断のモノサシでもある。一方、目標とは、経営者と社員たちが共有する「夢」といってもよい。